燃焼材を地面に直置きしての焚火を禁止しているキャンプ場が増えている昨今、宿泊中に火を扱うなら「焚火台」は欠かせないアイテムとなりつつあります。
これといって洒落っ気のない無骨なデザインの焚火台も悪くありませんが、どうせ使うなら凝ったデザインの焚火台がイイ!という方も少なくないのではないでしょうか。
そんなわけでこちらの記事では、完全ビジュアル主観で選んだ「おしゃれな焚火台」を、ソロキャンパーの皆様にご紹介していければと思います。
- 1 おしゃれな焚火台が欲しい!
- 2 おしゃれなソロキャンプ用焚火台
- 2.1 UNIFLAME(ユニフレーム) ファイアグリル
- 2.2 LOGOS(ロゴス) ピラミッドTAKIBI
- 2.3 SPORTES Outdoor Tools(スポルテス アウトドアツールズ) FIRE WAALL
- 2.4 CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) ヘキサステンレス ファイアグリル
- 2.5 Coleman(コールマン) ファイアーディスク
- 2.6 野良道具製作所 野良ストーブ
- 2.7 hoefats(ホーファッツ) TRIPLE 65 Fire bowl
- 2.8 SOTO(ソト) エアスタ ベース&ウイングMセット
- 2.9 YOKA(ヨカ) COOKING FIRE PIT SOLO
- 2.10 BioLite(バイオライト) FirePit
- 2.11 Petromax(ペトロマックス) Atago
- 2.12 CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) クアッド ファイアスタンド
- 2.13 Wolf and Grizzly(ウルフ アンド グリズリー) Fire Safe
- 2.14 muraco(ムラコ) サテライトファイヤーベース
- 2.15 TRIPATH PRODUCTS × BEAMS(トリパスプロダクツ × ビームス) GURU GURU FIRE XSサイズ
- 3 まとめ
おしゃれな焚火台が欲しい!
焚火台に限ったことではないのですが、キャンパーの間で道具の選び方というのはざっくり2パターンあるような気がします。
一つは「使えれば何でもいい派」。つまり色やら形には大して興味が無くて、どちらかと言えば機能性を重視したいタイプですね。そして二つ目が「デザインを吟味したい派」。機能性が同程度なら、デザインの良いほうを選びたい!というキャンパーです。
数十年前に比べて「キャンプ」というものが身近になってきた今、「デザインを吟味したい派」はかなり増えてきているように思います。ファミリー層や、女性だけでのキャンパーが増えてきたことが影響しているのかもしれません。
そしてキャンプギアのデザインを重視したいキャンパーが増えたおかげで、メーカー側もデザインに力を入れるようになってきました。
一昔前の焚火台はいかにも金具を組み合わせただけといった感じの無骨なものばかりでしたが、最近では室内用インテリア顔負けのおしゃれな焚火台がいくらでもあるんです。
良デザインの焚火台は置いておくだけでサイトの雰囲気がガラッと変わりますし、テント周りを撮影した時の映え方も全然違います。
きっとインスタやYouTube等にキャンプの様子をアップしている方なら、キャンプギアひとつ変えるだけで画面の雰囲気が引き締まる感覚はわかるはず。
キャンプがルーティン化しすぎてマンネリを感じた時、キャンプ始めたての頃の高揚感を取り戻したい時…試しに焚火台ひとつだけ買い替えてみてください。
いつもと違うおしゃれな焚火台の存在は、きっとキャンパーの心をワクワクで満たしてくれるはずです。
おしゃれなソロキャンプ用焚火台
それでは早速、デザイン重視派におすすめしたい焚火台を挙げていきたいと思います!
今回挙げていくのは「おしゃれ」の他に「ソロキャンプ用」という条件を満たした焚火台たち。
ただ可愛いorカッコイイだけじゃなく、ちゃんと実用性にも優れたものをピックアップしていきますよ!
UNIFLAME(ユニフレーム) ファイアグリル
使用サイズ | 43×43×33cm |
収納サイズ | 38×38×7cm |
重量 | 2.7㎏ |
耐荷重20㎏で大きめのダッチオーブンも載せられる「頑丈さ」で話題にあがることの多いモデルですが、よくよく見ると実はデザインもかなり可愛いんですよね。
オプションとして別売りされているポットハンガーを使えばダッチオーブンを吊るして炙り火調理も可能なんですが、そうやって使うと焚火台というよりは「囲炉裏」のような風合いが出て趣深いです。
LOGOS(ロゴス) ピラミッドTAKIBI
使用サイズ | 39×38.5×28㎝ |
収納サイズ | 42×26.5×7.5㎝ |
重量 | 3.1㎏ |
格子状のゴトクが付いているので鍋を置いて調理台に使うことも出来ますし、ゴトクの端に設置された串焼き用プレートを使えば焼き鳥や焼き魚の調理だってラクラク。
しかもこれ、組み立て&収納がとても簡単なんです。大きめのパーツを6個組み合わせるだけなので、「この部品どこ!?」と慌てることもありません。
SPORTES Outdoor Tools(スポルテス アウトドアツールズ) FIRE WAALL
使用サイズ | 33×33.6㎝ |
収納サイズ | 15.5×35×5㎝ |
重量 | 約2.3㎏ |
ファイアウォールを名に冠するだけあって、まるで炎を守る壁のような特殊なデザインが印象的。焚火台で個性に差を出したい方には持ってこいの一台です。
もちろんこの形にも、単なる見掛け倒しに留まらない理由があります。タテに長いおかげで大きめの薪を積み上げることができ、こまめに継ぎ足さなくとも薪が順番に燃え進んでくれて、長時間の焚火に向いているんです。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) ヘキサステンレス ファイアグリル
使用サイズ | 47.5×41×30㎝ |
収納サイズ | 57×47×6㎝ |
重量 | 3.8㎏ |
六角形の焼台は可愛いだけじゃなく安定性にも優れており、焼き網にたくさんの食材を乗せてもグラつくことが無いので快適にバーベキューを楽しめます。
ソロキャンプ向けの焚火台としては重量が3.8㎏とやや重めですが、調理台を兼ねて持っていくなら許容範囲に収まるんじゃないでしょうか。
Coleman(コールマン) ファイアーディスク
使用サイズ | 45×23㎝ |
収納サイズ | 46×8.5㎝ |
重量 | 1.6㎏ |
一見すると中華鍋のようにも見えますが、もちろんれっきとした焚火台です。専用のバッグも丸くてシンプルなデザインになっているので、持ち運び時にも個性を演出します。
脚が本体にくっついているのでパタパタ開くだけで組み立てが可能ですし、こう見えてダッチオーブンやバーベキューといった調理方面にも強いモデルですよ。
野良道具製作所 野良ストーブ
使用サイズ | 14.5×18×22㎝ |
収納サイズ | 18×22㎝ |
重量 | 約1.3㎏ |
この焚火台はもともと一般のキャンプ愛好家だった里崎亮さんという方が「自分のために自分で作った」ものなのですが、大手メーカー顔負けの性能を持つ名品だったため口コミで話題になってきているんです。
頑丈だとかコンパクトだとか、褒めるべきポイントはいくらでもあるんですが、特にスゴイのが「火力」。内部の熱効率を上手くコントロールしつつ、炎の出口を絞っているので驚くほど高い火力が出る焚火台となっています。
hoefats(ホーファッツ) TRIPLE 65 Fire bowl
使用サイズ | 65×56×17㎝ |
収納サイズ | 公式情報なし |
重量 | 6.4㎏ |
TRIPLE 65 Fire bowlは新品状態のブラックカラーもかなり映えるんですが、本当の意味でカッコよくなるのは数ヵ月使い込んでから。
実はこの焚火台「コールテン鋼」という素材が使われていて、わりと早い段階で錆びるように作られているんです。
錆びちゃダメだろ!なんて思わないでくださいね。錆とは言っても腐食するわけではなく、あえて表面を保護性の錆で覆うことで内部まで腐食が進まないようにしているんです。
この錆の風合いが「使い込んだ感」を演出してくれるので使うほど愛着が湧いてしまいますよ。
SOTO(ソト) エアスタ ベース&ウイングMセット
使用サイズ | 34.5×34.5×21.5㎝ |
収納サイズ | 33.5×16.5㎝ |
重量 | 1.65㎏ |
台座の中心部にある筒状の部品はエアアシストスタートシステムといって、下部から空気を取り込んで循環させることによって、薪への着火効率を上げてくれるんです。
着火剤もたっぷり使っているのに薪に火が付かない…なんて、初心者キャンパーにはありがちなミスですよね。
最初の着火が苦手という方は、エアスタを使ってみてもいいんじゃないでしょうか。
YOKA(ヨカ) COOKING FIRE PIT SOLO
使用サイズ | 32×17.3×22.8㎝ |
収納サイズ | 38×17.3×4㎝ |
重量 | 3㎏ |
骨太なフレームに「YOKA」の切り抜きが入っており、炎を入れるとぼんやり浮かび上がるロゴマークがおしゃれ。
上位モデルと変わらない使い心地と、ミニチュアのような可愛らしさを兼ね備えたモデルです。
COOKING FIRE PITが気になっていたけどサイズが大きすぎて買えなかった…という方でも、ソロ用なら手が出るんじゃないでしょうか。重量も3kgに抑えられているので一人でも充分に持ち運べるようになっています。
BioLite(バイオライト) FirePit
使用サイズ | 33×68.6×40.1㎝ |
収納サイズ | 33×68.6×26.7㎝ |
重量 | 8.98kg |
側面に付いている黄色のガジェットは送風機で、内部の燃焼材に風を送り続けることでパワフルな火を作り出してくれます。ファンの強弱に合わせて火力調節ができるところも◎ですね。
気になった方はぜひ一度、炎が灯った状態のFirePitも見て欲しいです。このままでもカッコイイんですが、火が入るとメッシュの向こうに灯る明かりがより一層雰囲気を良くしてくれるんですよ…!
Petromax(ペトロマックス) Atago
使用サイズ | 42×28㎝ |
収納サイズ | 12×15㎝ |
重量 | 6.1㎏ |
UFOのような、シェルターのような…とにかく類似品の思いつかないような珍しい設計になっているのが一目でわかりますね。
自分のサイトにこれ一台あるだけで、存在感がぐっと引き締まりそうです。
Atagoの面白いのは、本体下部に付いているレバーを使うことで火力調節が可能だという点。仕組み自体は内部の換気口を開け閉めしているだけなのですが、あたかも家庭用のコンロを使うかのようで使用感は快適です。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) クアッド ファイアスタンド
使用サイズ | 50×50×95㎝ |
収納サイズ | 7×7×60㎝ |
重量 | 1.2㎏ |
吊り下げ用の部品をオプションで別途購入するのではなく、クアッド ファイアスタンドは焚火台そのものが吊り下げ式。
四脚の下部に備え付けられた焚火台で炎を焚き、上から下げた鍋でそのまま調理が出来る形式です。
立体的な焚火台はキャンプ場でも一際目立ちますし、ダッチオーブンをセットした時の見栄えも全然違うのでビジュアル主観で選びたい方には人気のモデルですね。
Wolf and Grizzly(ウルフ アンド グリズリー) Fire Safe
使用サイズ | 28.6×27.8×5㎝ |
収納サイズ | 29.2×10.5×2㎝ |
重量 | 910g |
ウルフアンドグリズリーのギアはシンプルですがしっかりと個性を主張しつつ、何年使っても飽きが来ないデザインで愛用者を増やしています。
腐食に強い耐性のあるステンレスで作られているので耐久性が高く、さらにステンレス特有の「軽さ」を兼ね備えている点も高評価ですね。これで本体重量1㎏を切るのですから驚きます。
muraco(ムラコ) サテライトファイヤーベース
使用サイズ | 43×46×24㎝ |
収納サイズ | 10×38㎝ |
重量 | 1790g |
サテライトファイヤーベースはメッシュシート採用の焚火台ながら、メインポールを展開するだけで設営できるスタイリッシュな設計が特徴の一台です。見た目からして従来のメッシュシート式焚火台と全然違いますよね。
専用の収納袋に入れると折り畳み傘くらいのサイズになるので、カバンの横ポケットにもスッポリ収まります。軽量性・収納性・燃焼性・設営のしやすさに加え、スタイリッシュさにも長けた名品ですね。
TRIPATH PRODUCTS × BEAMS(トリパスプロダクツ × ビームス) GURU GURU FIRE XSサイズ
使用サイズ | 22×22×34㎝ |
収納サイズ | 17.5×17.5×2㎝ |
重量 | 1.2㎏ |
焚火台のデザインが多様化の一途をたどる昨今でも、特にインパクトの大きいデザインで話題になったのがトリパスプロダクツ × ビームスの「GURU GURU FIRE」。
まるで鹿の角のような吊り下げ用フック、サイズの異なるリングの組み合わせで構築される近未来的な本体部分…どこをとっても、他社の焚火台とは一線を画す独特な設計です。
ビジュアルからして思わず飛びついてしまうカッコよさですが、このリング状の本体が空気を程好く通して燃焼効率を上げてくれるという、機能面でも期待の大きな一台となっています。
実際に購入してレビュー記事にしました。詳しくはこちら。
みなさんは焚き火台はどんなのを使用していますか?私はまだ初心者とどんな焚き火台があるのか、周りのソロキャンパーさんのを見て参考にしています。そんな私ですが、去年に話題になっている焚き火台を購入しました。TRIPATH PRO[…]
まとめ
焚き火台はソロキャンプで必要不可欠ですよね。今回は見た目がおしゃれな焚き火台を紹介しました。
ただ、おしゃれで機能的ではないという意見もあるかと思うので調理と焚き火どっちも楽しめる焚き火台の記事も準備しています。
よかったらご覧ください。
ソロキャンプをするにあたり焚き火はメインイベントといっても過言ではありません。でも数が多すぎて本当に迷う人もいるかと。そこでどうやって選べばいいか、おすすめの焚き火台は何かなどを詳しく紹介していきます。これから買う人、すでに[…]