ソロキャンプは夏よりも秋冬の方が実は過ごしやすく人気の季節ですよね。
でも冬のソロキャンプは準備をしっかりしないと本当に大変です。私も初めての冬キャンプではとにかく大失敗していしまい風邪をひくこともありました。
今回は冬のキャンプでは何が大事か、どんな準備が必要かお伝えします。
冬のソロキャンプ対策は暖房と防寒が最も大事!
冬のソロキャンプ対策は暖房と防寒が最も大事です。冬は夏場のキャンプ場の騒がしさとは無縁でとても静か。
澄んだ空気を吸いながら行う揃キャンプとは異なった魅力があります。
そんな冬のソロキャンプ対策は暖房と防寒が切って離せません。
なぜなら、夏のキャンプ場であっても下界に比べて気温が低く涼しいため、冬であれば尚更その気温は低く過酷な環境となるからです。
そして、その環境下では暖房で身体を温めるだけでなく、更にその温まった身体の体温をキープすることが重要になります。
つまり、暖房と防寒の両輪で冬のソロキャンプに臨む必要があるのです。
そこで今回、この気温の低い過酷な環境で行う冬のソロキャンプ対策としての暖房、防寒という二つのテーマでお話しします。
この記事を読めばきっと暖房器具や防寒がいかに重要かを知ることができるのではないでしょうか。
冬のソロキャンプの絶対に必要な道具、装備品
冬のソロキャンプは寒冷な環境な上、サポートが期待できない単独でのキャンプになります。
そのため防寒、暖房をしっかり行い、安全性と快適性の両面を徹底的に対策しておく必要があります。
そんな冬のソロキャンプに絶対必要な道具や装備品を挙げていくと、
- ストーブ
- 焚き火台
- 湯たんぽ
- ダウンシュラフ
- 防寒着
の5つです。
これらについて、その特徴や必要な理由について紹介し、まとめました。
ストーブ
最初に暖房のかなめとなるのがストーブです。
このストーブは、冬のソロキャンプでもいくつか種類が選択できます。
その種類とは薪ストーブ、石油ストーブ、ガスストーブです。
この3つの特徴やそれぞれの違いについて紹介します。
薪ストーブ
最初に薪ストーブですが、文字通り薪を燃料にしたストーブです。
やや大きめなサイズのものが多く、煙突の設置など若干手間がかかりますが特徴的なメリットもあります。
それは暖かさ、焚き火の代わりになる、火力の利用が可能というものです。暖かさに関しては冒頭で紹介したストーブの中でも最強クラスになります。
薪自体も熱効率が良いのですが、煙突を含めた大きめのストーブの筐体が全体で発熱するのでストーブとしては広い範囲を温められるというメリットがあり、ソロキャンプを行う行動範囲としては十分な範囲を温めることが可能です。
焚き火の代わりになるというのも特徴で、直接薪に火をつけて燃やすスタイルは焚き火に近いものがあります。
そのため、焚き火を行わなくとも炎を眺め、ソロキャンプの雰囲気を盛り上げてくれるというのも特徴です。
また、テントのサイズや場所設置、換気に気を付ければテント内でも行えてしまえるので、寒い中焚き火を一生懸命行う必要もなくなります。
火力の強さを利用して調理器具としても利用できるという特徴があります。他のストーブでも同様のことは行えますが、火力が強い分効率的な調理が可能です。
お湯はもちろんのこと、ちょっとした料理の加熱や調理も自在にできるので、ストーブを調理器具として見た場合の優秀さは他の調理器具に比べて大きく勝っています。
ただ、注意点とも言える特徴もあり、薪が燃え尽きたら暖房器具の機能が失われることや薪の用意などの準備や片付けに手間がかかるというのが弱点です。
特に慣れないうちは準備や片付けが面倒なことも多く、メンテナンスも他のストーブよりもシビアなので、キャンプ初心者がいきなり挑戦するというよりはソロキャンプの場数踏んで、慣れてから暖房器具として利用するのがオススメです。
石油ストーブ
石油ストーブも冬のソロキャンプに役立ちます。
何となく自宅の延長のような感じて抵抗のある方も少なくありませんが、キャンプ用の石油ストーブのラインナップもあり、意外と使われていますし、メリットの多い暖房器具です。
そんな石油ストーブのメリットですが、設置のしやすさ、使い勝手の良さ、暖房器具としてのバランスの良さです。
石油ストーブのメリットは何と言っても設置のしやすさで、灯油を用意してスイッチを入れれば電池の発火ですぐに火が付き暖かくなるという簡単さが挙げられます。
薪や使いなれないガスストーブに比べていつもの延長で使えるため、あっという間に暖房器具として利用できますし、灯油が切れても追加で灯油を入れれば、長時間の使用も耐えられるという点も便利です。
このためキャンプ初心者にはもってこいの暖房器具と言えます。
使い勝手の良さもメリットです。
火力は薪ストーブに劣りますが、調理にも使えるだけの火力がありますし、設置場所がしっくりこない場合は移動も出来てしまいます。
暖房器具としてもバランスが良いのも特徴です。
設置がしやすく、火力もあり、しかも長時間使用出来て他のストーブよりメンテナンスも簡単というのは大きな魅力と言えます。
そんな石油ストーブですが、注意点として灯油を扱うこと、ややキャンプ感が損なわれること、コンパクトさがやや悪いことです。
灯油は薪などよりも非常に発火しやすく危険で、こぼれたところに焚き火の火が付いたらキャンプどころではありません。
また、キャンプの専用品があるとはいえ、あまりに簡単に発火して暖房器具になってしまうことや普段使っている暖房器具に近いことからキャンプ感がやや損なわれます。
薪ストーブほどではありませんが、比較的大型なものが多く車で運ぶとしてもかなりのスペースを占有し、やや重いという点にもキャンプ初心者は注意が必要です。
ガスストーブ
最後のガスストーブですが、これは鍋のコンロなどに使うガス缶などの燃料を使った暖房器具になります。
これも特徴的なメリットがある暖房器具で、コンパクトなモデルが多いこと、簡単に使えることと言ったものが挙げられます。
薪や灯油と言ったものではなくガス缶を使うので本体自体がとてもコンパクトなモデルが多く、片手で簡単に持ち運びできるという他のストーブにはない気軽さです。
また燃料もガス缶なので何本持って行ってもそこまで大変ではありません。設置場所もすぐに変更できます。
そして操作も簡単でスイッチを捻ればすぐに発火し暖房器具として使えてしまう点もメリットです。
ただ、注意点としてガス缶の扱いに注意することや火力が弱いことです。ガス缶は加熱すると爆発することがあるので、焚き火の近くに置かないように注意する必要があります。
特にキャンプ初心者は不用意に焚き火の近くに置きがちなので冬の気温が低い環境下でも注意です。火力は弱く、他のストーブのようにお湯を沸かしたりすることも困難なことが少なくありません。
そして火力が弱い分周囲がほのかに温かくなる程度です。
見方によってはソロキャンプでも十分な暖房器具ですが、暖房器具としてややパワーが不十分なこともあるという点に注意と言えます。
焚き火台
キャンプと言えば焚き火をイメージする方も多いのではないでしょうか、そんな焚き火も暖房器具として活躍してくれます。
薪ストーブの火力が強いように焚き火も火力が強く、ストーブ以上に探訪器具として利用できる場合も少なくありません。
そんな焚き火を効率よく行えるのが焚き火台です。
これを使えば、焚き火の片付けが簡単になるだけでなく、調理機能がついたものを選べばキャンプ初心者でも気軽に焚き火調理ができます。
そんな焚き火台ですが、ソロキャンプで使用する場合は価格以上に重要になるのが気軽に使えるもの、機能的なものが選ぶポイントです。
気軽に使えるものは、コンパクトになったり持ち運びが便利なものが挙げられます。
ソロキャンプは人手もなく、しかも冬の足元の悪い中作業を行いますから、なるべく負担の少ないものを選ぶのが重要です。
また機能的なものを選ぶことをオススメします。
焼き網や鉄板の付いたものを選べば、自ら調理をするための準備をする必要はありませんし、別個にそういった器具を用意する必要がなくなるので荷物がかさばらなくて済みますし、何よりキャンプに慣れていなくとも焚き火調理が可能な環境をすぐに作ることが可能です。
そして焚き火の準備に注力できるので、暖をより迅速に取れる環境を構築できます。
湯たんぽ
ソロキャンプと湯たんぽという組み合わせは違和感を感じる方もいますが、暖房器具としてかなり活躍します。
テント内で火気を使わないので一酸化中毒の危険性がなく、安全に使えますし、乾燥したりすることもありません。
それに焚き火やストーブで作ったお湯を使えば簡単に暖房器具として機能してくれるという点でとても有能なのです。
これらは主にプラスチック製(低温やけどの心配は少ない)、ゴム製(コンパクトにできる)、金属製(すぐに温まり、ほかのタイプと比べると保温力も高い)と言ったものがあります。
ソロキャンプに限らず秋冬のキャンプに必ず1つは持っていきたい暖房器具です。
ダウンシュラフ
ダウンシュラフとはダウン(羽毛)の寝袋のことです。
これは寝袋の中でもダウンでできている分保温性に優れ、冬のソロキャンプに適してます。
暖かいだけでなく、軽く持ち運びがしやすいこと、コンパクトになること、軽いために寝やすいことや片付けも簡単というメリットがあります。
ただし、やや高額なものが多いことや水濡れに弱いことからコストや雪対策をしっかり行う必要があり、注意するポイントと言えます。
それでもこの暖かさと手軽さは保温機能の高さはソロキャンプに高い快適性と安全性を与えてくれますし、価格以上の価値があるアイテムです。
防寒着
冬は何と言っても衣類、防寒着が重要な要素と言えます。オススメはダウンジャケットやダウンパンツです。
これらは軽く動きやすい上、冬キャンプでも利用しやすい服装ですが、一点だけ注意があります。
それは化学繊維のものが多いので、焚き火の火の粉で穴が開くことがあるということです。
そのため、焚き火中の温まっている時間帯は綿の服を着るなど対応することをオススメします。
この他、保温性の高いインナーや靴下、それに手袋の他、ニット帽や耳当て、ネックウォーマーなども使いましょう。
シューズも防風のものにすると冷えにくくなるので、ひっすのファッションです。
冬のソロキャンプを暖かく過ごすコツとは?
装備を準備したら、次は過ごし方です。
いくらいい装備をしても、過ごし方を誤ると想像以上に過酷なソロキャンプになりかねません。
そんな冬のソロキャンプの過ごし方のコツとして、
- キャンプ場選び
- テントの素材
- 身体が暖まる料理
があります。これら3つのポイントについてまとめました。
キャンプ場選びも重要
キャンプ選びも重要です。
特に冬季であっても水が使えるキャンプ場を選ぶ必要があります。そして水が使えるキャンプ場は冬季であっても比較的暖かいところが多いです。
そういった基準で選べば冬のソロキャンプであっても暖かくすごすことができます。
そのため、冬のソロキャンプは水が使えるかどうかということをしっかりチェックしてから行くのがおすすめです。
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テントの素材
テントは年中同じものをイメージするケースが多いですが、実は冬季に対応した冬でも暖かいテントがあります。
耐水性や防寒に優れているテントがそれです。
材質はポリコットンと呼ばれるものがおすすめで、これは焚き火の火の粉に強いためテントの近くやあるいは中でストーブを入れても熱で破損しにくく保温性も高いという点を理由として挙げます。
また、材質ではありませんがストーブなどを入れやすい高さやスカートと呼ばれるテントの下部についたヒダ状の布地によって風を防いでくれるものもおすすめです。
身体が暖まる料理
最後が料理の工夫です。
身体の暖まる料理としてオススメなのが、カレー、ホットサラダ、ショウガをたくさん入れたスープ、シチューなどが挙げられます。
カレーは温かいだけでなく、スパイスを多めに入れればスパイスの効果で身体も暖まりやすくなりますし、ホットサラダは豆やジャガイモ(自宅で加熱して柔らかくする)、ブロッコリーなどを焚き火やストーブなどでしっかり温めれば他の料理の名わき役になります。
ショウガは身体を暖める作用があるので、スープなどに加えるのがおすすめです。
同様にニンニクなども利かせると風味が強く、冬の寒い時期に味覚がやや弱くなった状態でも美味しく食べられます。
シチューは定番ですが、外せない料理です。
肉をたくさん食べたければ肉を、魚をたくさん食べたければ魚を、というように好きな具材を一気に入れられるというメリットもあり身体が暖まって、好きな具材を好きなだけ食べたい時にオススメの料理と言えます。
まとめ
冬のキャンプは準備が何よりも重要です。これからキャンプを始める人は絶対に今回紹介した道具や装備品は準備をしましょう!
そして楽しい冬キャンプをお過ごしください。
また冬キャンプ以外にも参考になる記事もあるので下記をご覧ください。